柏新監督ミルトン・メンデスとは? フランクで熱いモチベーター。その全てを知る“兄弟”に直撃

柏レイソル新監督に就任したミルトン・メンデス。中東をメインに取材を続けるフットボールジャーナリスト、森本高史氏はカタールSC時代のミルトン・メンデスと幾度となく会い、独占取材のみならず、サッカー、旅行、宗教、人生、そしてプライベートなことまですべてを語り合う関係を築き、お互いを「アミーゴ」ではなく、「兄弟」と呼び合っている。森本高史氏に、ベールに包まれたミルトン・メンデスについて直撃した。

2015年10月31日(Sat)11時30分配信

text by 編集部 photo Takashi Morimoto , Getty Images
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「カタールに骨を埋める気持ちはないし、世界へ羽ばたきたい」

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森本氏とメンデス監督(右)【写真:森本高史】

――ミルトン・メンデス氏と初めて会ったのはいつ、どこですか?

「あれは忘れもしない2008年9月、某TV局の仕事でカタール代表の取材に行きました。選手団と同じミレニウムホテルに宿泊しました。原稿執筆のためラウンジに行くと、ミルトンがいました。

 正確には、セバスチャン・ラザロニ(イタリアW杯ブラジル代表監督、01-02年横浜F・マリノス監督)と、カルリート(01-02横浜F・マリノス・フィジカルコーチ)が一緒におり、カタールの名門クラブ『カタールSC』のコーチングスタッフが、自宅替わりとして同じホテルに宿泊していました」

――第一印象は?

「初対面でしたが、ラザロニ、カルリートが親日家ということもあり、私にフレンドリーに話しかけてくれました。その流れでミルトンと挨拶し、すぐに打ち解けました。英語で会話しました。その翌日、ミルトンの部屋に呼ばれました」

――何をお話したのですか?

「現役時代にポルトガルでプレーし、その後指導者に転身、UEFA(ヨーロッパサッカー連盟)コーチングライセンスを取得したこと、ラザロニの下でマリティモのコーチをし、前シーズンにUEFAカップ出場権を獲得したことなどを話してくれました。『なぜマリティモに残らなかったのか?』と尋ねたら、カタールに来たのは、お金が理由だと」

――年棒はいくらくらいだったのでしょうか?

「当初は言いたくないとかたくなに拒否していましたが、『あなたとは今後ともよい関係を築いていきたい』とヒントだけ、教えてくれました。2千万円から3千万円の間と。

 監督ではなく、コーチの年棒としては世界トップクラスであり、夫人と娘、息子の写真を見せながら家族を養っていくにはカタールからのオファーは最高だと語っていました。ただ、『カタールに骨を埋める気持ちはないし、ラザロニの下で経験を積んで世界へ羽ばたいていきたい』と目を輝かせながら語っていたのが印象的です」

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