ミランの日本代表FW本田圭佑が25日、自身の専用ピッチである千葉・幕張の「ZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA」のプレオープンイベントとしてサッカー教室を開催。子どもたちに熱血指導を行なった。

　本田は教室内で子どもたちに「成功のための3ヶ条」を伝えた。1つ目は「大きな夢を持つこと」、2つ目は「夢を忘れないこと」、3つ目は「決して諦めないこと」。これは、サッカーだけではなく全ての事柄に通じることだ。

　一方で同選手は「本田マジックは一週間で切れる」ことを強調している。自分自身で夢を守り続けることの重要性を説き、「子どもたちが自分の夢を叶えたいという強い気持ちがあるかどうかが重要」と語っている。

　本田は日本だけでなくロサンゼルスでもサッカー教室「ZOZOTOWN presents HONDA’s SOLTILO SOCCER SCHOOL in LA」を展開している。日本と海外の子どもたちについての違いを聞かれると、「やはり身体能力やフィジカル面ではアメリカの子どもたちの方が強い」としながらも「技術、ボールを扱う技術は劣っていないことは日本の強み」と太鼓判を押している。

　U-23日本代表は2016年リオデジャネイロ・オリンピックの最終予選を2月に戦う。本田は「日本の歴史が“出て当たり前”という雰囲気を作っている」と語り、「そんなに簡単なものではないと認識すべき」と高まる期待に警鐘を鳴らした。

　今年オーストリア3部のSVホルンの実質的なオーナーに就任した本田。サッカー教室「SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOL」を通じてプロサッカー選手の創出を目標に掲げている。サッカークラブ経営と育成に本格参入した同選手の試みにますます注目が集まりそうだ。