本田、ゴール以外でも大きな貢献。チームを“勝たせた”10番が称賛されるべき理由

ミランは現地時間14日、セリエA第25節でジェノアと対戦してホームで2-1の勝利を収めた。本田圭佑は先制点を演出し、さらに後半には強烈なミドルシュートをネットに突き刺して今季初ゴールを奪っている。ゴールを決める活躍で勝利に貢献した本田だが、本当に称賛されるべきはゴールだけではない。その理由は何なのだろうか。

2016年02月15日(Mon)13時12分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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本田、今季初ゴール。GKの不意をつく強烈ミドル

本田
今季リーグ戦初ゴールを決めた本田圭佑【写真:Getty Images】

 14日のミランvsジェノア戦後、携帯端末で本田圭佑のゴールシーンのリプレイを確認していると、居合わせた地元記者数人が画面を覗き込んだ。するとそのうちの一人が映像を見ながら「見ろ、GKの手前でバウンドしてるじゃないか? 狙って打ったシュートだ」と語っていた。

 本田のシュートは、単にジェノアGKマッティア・ペリンのミスで入ったものではないか、と見る向きも地元記者の中にはいたのだという。ネット上の速報系メディアのいくつかは「ペリンのパペラ(大ポカ)」と伝えていた。

 しかしその際ペリンは確かに前に出ていたが、本田がミドルを打つにあたってはポジションを戻し、正対してシュートに備える姿勢を作っている。相手側の決定的な油断は本田に詰め遅れスペースを献上したMF陣にもあるが、それでも最低限前方のミランFW陣には人を付け、パスコースを消している。

 ジャコモ・ボナベントゥーラのように、スピードのあるドリブルで切り込んでくるタイプでもない。距離もあるし、ミドルを打っては来ないだろうと踏んでもおかしくはなかった。だが本田は、そこにチャレンジの余地を見出した。

「(GKの位置など)そこまで全部が見えていたわけではないのですけど、漠然とコースがなんとなく空いているなという感じだった」。バックステップのほぼない状態で放たれたキックはペリンの手前でバウンドし、GKの予測とは裏腹にゴール右隅へと吸い込まれた。

 試合後の会見では、シニシャ・ミハイロビッチ監督が本田のチャレンジを讃えた。「2点目のゴールは凄かった。濡れて滑りやすくなっていたあのピッチで、よくあんなシュートを打てたものだ。前半にも強烈なのを放っていたが、キーパーのセーブが素晴らしかったので防がれた」。前半4分にペリンに弾かれたミドルも、パスワークの後から突如バックステップなしで放たれたものだった。

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