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香川真司 8年前

「大きく変わる」香川が語る1点の意味。ELベスト16進出かけポルトに乗り込むドルトムント

text by 本田千尋 photo by Getty Images

前戦出番のなかった香川、先発なるか

 ポルトとの2ndレグについて、香川は「先制点が凄くキーになってくる」と考えている。もちろん2点のリードは、良い意味でのアドバンテージだが、それを意識し過ぎると難しいゲームになる。

 2点のリードを守り切ることを考えるよりは、0-0からスタートする単体のゲームとして考えて、先制点を奪うことが重要になる。

 香川が「やっぱり1点取れれば、大きく変わる」と言うように、ドルトムントがアウェイゴールを先に1点でも奪えば、勝ち抜くためにポルトは4点が必要になる。心理的ダメージを与えることができる。反対にポルトに先制を許せば、途端に1点差となり、逆転の望みを与えてしまうことになる。

 そこで負傷離脱したソクラティスの代わりに、誰がCBを務めるかが問題になってくるが、ここはベンダーになるだろうか。レバークーゼン戦ではボランチに入ったが、既に前半戦では、第15節のボルフスブルク戦などでCBを務めている。

 レバークーゼン戦でソクラティスに代わったスボティッチの可能性もあるが、何よりトゥヘルはベンダーにCBとしての可能性と魅力を感じているようだ。

 また、レバークーゼン戦ではベンチスタートとなったロイス、バイグル、ベンチ入りはしたが出番のなかったシュメルツァー、そして香川も、ポルト戦では再び先発となるのではないだろうか。もちろんトゥヘルの起用法を振り返れば、ここ2戦でベンチ外となったカストロにもチャンスはあるだろう。

 いずれにせよポルトガルのアウェイでは、1stレグで奪った2点を無駄にすることなく、結果を残してELのラウンド16に進出したいところだ。

【了】

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