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香川真司 8年前

香川真司はやはり“トップ下”。指揮官は“10番タイプ”へ大きな期待感、スパーズ戦で居場所はあるか?

ブンデスリーガ大一番のバイエルン・ミュンヘン戦で、ベンチ入りメンバーからも外れた香川真司。ドルトムントのトゥヘル監督は香川を“10番タイプ”と見なしており、ELラウンド16トッテナム戦で出場機会があるかどうかは、「トップ下の有無」に関わってきそうだ。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

ミニ・ゲームでフンメルスらと同チームに入った香川

香川真司
ドルトムントの香川真司【写真:Getty Images】

 春が近い。2016年3月8日、ドルトムントのブラッケル練習場では、16時30分頃からBVBのトレーニングが始まった。夕暮れ時だが、空は明るい。長く暗いドイツの冬も、終わろうとしている。オフを挟んで、10日のヨーロッパリーグ、トッテナム戦に向けた準備がスタートした。指揮官トーマス・トゥヘルが先陣を切ってピッチに入り、自ら用具を設置していく。

 練習には、負傷離脱中のソクラティス以外、全員が参加する。白い歯が眩しいオーバメヤン、ムヒタリヤン、ロイスから、カストロ、ベンダー、ライトナー、若手のプリシッチとパスラック…そしてベンチ外の続くパク・チュホの姿もあった。もちろん、香川真司もいる。

 ランニングから始まって、パス交換、そしてロンドと、いつものようにメニューが消化されていった。ロンドは[4対1]と[6対6+2フリーマン]の2パターンである。[4対1]のメニューで香川は、盟友ギュンドアン、フンメルス、シュメルツァー、ラモスとともに汗を流した。

 8日のトレーニングでは、最後に行われたミニ・ゲームが最も特徴的だった。四隅をサイドラインの中央に向かって斜めに切り取り、ピッチを六角形にする。ゴールの両脇に、小さいゴールを計4つ置く。そして[9対9+2フリーマン]のゲームだ。

 香川は、ビブス無し組に入った。他には、スボティッチ、フンメルス、シュメルツァー、パスラック、ライトナー、ドゥルム、ラモス、ムヒタリヤン、である。

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