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鹿島、金崎の劇的逆転ゴールでオークランド下す。次戦アフリカ王者に挑む

text by 編集部 photo by Dan Orlowitz

鹿島アントラーズ
鹿島アントラーズがオークランド・シティに逆転勝利【写真:ダン・オロウィッツ】

【オークランド・シティ 1-2 鹿島アントラーズ FIFAクラブW杯開幕戦】

 FIFAクラブW杯の開幕戦が8日に行われ、Jリーグ王者の鹿島アントラーズはオセアニア王者のオークランド・シティと対戦した。

 鹿島は、JリーグチャンピオンシップMVPの金崎をベンチに置いて試合に臨んだ。オークランド・シティの日本人DF岩田は左サイドバックで先発出場している。

 前半は拮抗した展開で両チームともチャンスを作りながらゴールを奪えない。だが、後半開始直後にセットプレーが試合を動かした。

 50分、オークランド・シティは右サイドでフリーキックを獲得すると、アルゼンチン人FWタデの蹴った速いボールに韓国人DFキム・デウクが頭で合わせて待望の先制ゴールを奪った。

 ビハインドを背負った鹿島は54分に赤崎、63分に金崎と次々に攻撃的な交代カードを切って同点を目指す。すると67分、コンビネーションで右サイドを崩し、赤崎が永木からの折り返しを冷静に流し込んで同点ゴールを挙げた。

 試合を振り出しに戻した鹿島は勢いに乗って攻勢を強める。赤崎や永木らが積極的にシュートを放ちスペイン人GKスビカライの守るゴールを脅かす。

 だが次の1点が遠い。それでも87分、決めるべき男がその力を発揮する。左サイドから山本が高い弾道のクロスを上げると、ファーサイドの土居が頭で折り返し、中央にポジションをとっていた金崎が頭で押し込み逆転ゴールを奪った。

 そして最後は鹿島らしくしっかりと試合を締め、辛くもオークランド・シティを下した。次のラウンドからは戦いの舞台を大阪の吹田スタジアムへ移し、11日にアフリカ王者マメロディ・サンダウンズとの準々決勝に挑む。

【得点者】
50分 1-0 キム・デウク(オークランド)
67分 1-1 赤崎秀平(鹿島)
87分 1-2 金崎夢生(鹿島)

【了】

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