完璧に封じられたローマ戦。長友がインテルで“規格外”になるために必要なこと

ローマとの上位対決に敗れたインテル。組織で上回る相手を崩せず、長友佑都も封じられた。今後さらにレベルアップしていくためには、厳しい局面を打破する力を身につける必要がある。

2013年10月07日(Mon)11時23分配信

text by 神尾光臣 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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完成度が高かったローマ

 ローマは強かった。

 先月27日に37歳を迎えたトッティが、「フォーリクラッセ(規格外)」と呼ぶに相応しい圧倒的な技量を見せつける。ミリ単位で図ったかのような精度でコースを突いたミドルと、PKとで2ゴール。

 展開の先を見通せる戦術眼も際立っており、ボールを触ればことごとくチャンスとなってしまう。昨シーズン、ゼーマン前監督のもとで鍛え上げられたフィジカル面での好調を維持しており、スピードの低下を感じさせない程にピッチでは良く動く。

 デ・ロッシにピャニッチ、ストロートマンで構成された中盤は、正確な組み立てと激しい当たりの両方を確保。素早い攻守の切り替えにより、ジェルビーニョやフロレンツィのスピードも存分に活かされる。

 伊達に首位にいるわけではなかった。インテルを下し開幕7連勝を達成した彼らの戦力は非常に充実し、そして互いが噛み合っていた。セリエAがあまり好きではないサッカーファンの方にも、是非チェックしていただきたい存在だ。

 しかしこの日、最も驚かされたのは組織守備の完成度の高さだ。インテルが、そして長友がリズムよく攻められなかった原因は、主にここにあった。

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