将来のバロンドール候補か。U-17W杯で輝きを放ったタレントたち

日本代表の躍進でも話題を呼んだU-17W杯。大会では将来のバロンドール獲得候補と言ってもいいほどタレントがポテンシャルを発揮していた。大会を取材した記者が注目の3選手を紹介する。

2013年11月10日(Sun)10時38分配信

text by 河治良幸 photo Kenzaburo Matsuoka
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U-17W杯で登場した3人のクラッキ

 UAEで行われたU-17W杯2013はナイジェリアの優勝で幕を閉じた。グルプリーグの初戦で圧倒したメキシコに序盤から主導権を取られながらも、機を見た鋭い速攻とアタッカー陣の打開力で、3得点を奪い勝利。終わってみれば大会を通して7試合で26得点5失点と、“ゴールデンイーグルスの大会”と呼ぶに相応しい優勝だった。

 その中で注目すべきは、上のカテゴリーにつながるスター候補生たちの輝かしいパフォーマンスだ。もちろん粗削りな部分はあるものの、随所に披露されるスキルやイマジネーション、ギリギリの局面で発揮する粘り強さ。そうしたものを見ていると、先の成長と活躍に期待せずにはいられない。

 本来ならば筆者の目に付いた数十人の選手をじっくり紹介したいところだが、ここでは「是非とも覚えておきたい若き3人のクラック」と題して、彼らの特徴をまとめた。

◎ケレチ・イヘアナチョ(ナイジェリア)

 とんでもない選手がまたアフリカから現れた。これまでオコチャやカヌと言った綺羅星のごときタレントを輩出してきたナイジェリアは数年来やや“停滞期”を経験したが、アンダーの世代から期待された選手の大半はスピードやパワーを押し出した早熟タイプで、年が上がるとともに優位性は失われていった。

 その意味でも今回の優勝メンバーも将来性に疑問符が付く選手もいるかもしれないが、6得点7アシストで大会ゴールデンボールを獲得したイヘアナチョに関して、そうした心配は少なくともピッチにおいて無用だろう。スピードも身体能力も非凡だが、何よりも彼の特徴を際立たせるのが卓越したテクニックと豊富なイマジネーションであるからだ。

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