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ユナイテッドがアーセナルを止める 香川は78分までプレー

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ファン・ペルシ弾でリーグ3連勝
ファン・ペルシ弾でリーグ3連勝【写真:goal.com】

10日に行われたプレミアリーグ第11節、マンチェスター・ユナイテッド対アーセナルの一戦は、1ー0でホームのユナイテッドが勝利した。ユナイテッドMF香川真司は先発出場で78分までプレー。アーセナルFW宮市亮はベンチ入りしていない。

徐々に調子を上げてきた様子のユナイテッドは、香川を先発起用して首位アーセナルをホームに迎えた。シーズン終盤に優勝を争うためにも、直接対決はアーセナルとの差を詰めるチャンス。チームはまずまずのスタートを切った。

開始10分、ユナイテッドは左サイドから香川が横パスを出すと、ルーニーがミドルシュート。これはDFにブロックされたが、アーセナルの攻撃を抑えつつ、しっかり攻撃につなげた。

先制点が決まったのは27分。左CKのチャンスでルーニーがニアに鋭いボールを入れると、ファン・ペルシが頭で合わせて1ー0。ユナイテッドがリードを奪う。

前半の終盤には、アーセナルGKシュチェスニーが相手DFジョーンズと激しく接触してピッチに倒れ込んだ。その後にはユナイテッドDFヴィディッチが味方GKデ・ヘアと衝突して大きなダメージを受ける。

心配な2つのシーンの後でハーフタイムを迎えると、ヴィディッチはプレー続行不可能でクレバリーが代わりに入った。

後半に入ると、前半はほとんどチャンスがなかったアーセナルが前に出る。61分にはフラミニに代えてウィルシャーが入り、同点弾を狙う。

ユナイテッドはその直前に大きなチャンスがあったが、差を広げることができない。香川のヘディングの落としはファン・ペルシの前でDFにカットされたが、これを拾ったルーニーがうまくDFを外して左足のシュートに持ち込むも、これが枠を外れた。

試合を決めるために追加点が欲しいユナイテッドと、追いつくためにゴールが欲しいアーセナルという構図はしばらく続いた。

78分、ユナイテッドは香川を下げて経験豊富なギグスを投入。一方のアーセナルは、カソルラを下げて前線にベントナーを送り込んだ。83分には最後の交代枠でグナブリーが入って、勝負に出る。ユナイテッドは85分にファン・ペルシが下がってフェライニの高さを加えて逃げ切り態勢になった。

終盤は追いかけるアーセナルが敵陣でのプレーを続けたが、ユナイテッドの守りが決定機を与えない。

アディショナルタイムには右サイドからサニャが質の高いクロスを入れるが、ボールはジルーとベントナーの前を通り過ぎた。

ユナイテッドはルーニーの前線からの強烈な守備も効き、逃げ切りに成功。首位を下して大きな勝ち点3を手にした。

Goal.com

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