明確だった守備戦術。オランダ戦でザックジャパンがリズムを掴めたのはなぜか?

強豪オランダと引き分けた日本。後半は流れを掴み、日本のペースとなった。試合のターニングポイントはどこにあるのか? また失点した前半も守備は悪くなかった。一体どのようにして守っていたのか? 検証する。

2013年11月17日(Sun)8時41分配信

text by 西部謙司 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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実は前半も良かった守備。どうやって守ったのか?

 前半はオランダ、後半は日本のゲーム。引き分けは内容どおりの結果と言っていいだろう。

 このゲームのポイントは、オランダにボールを支配されている時間帯をいかに守るかにあったと思う。オランダはポジションどおりの番号をつけ(左右のウイングだけが逆)、ほぼそこから動かずにプレーする。相手の出方が非常にわかりやすいこともあって、日本の守備はそれなりに機能していた。

 ビルドアップの軸になる6番(1ボランチ。前半はナイジェル・デ・ヨング)を本田、大迫が受け渡しながら守ってボールが入らないようにする。それでもズレたときは長谷部か山口が拾って、離したMF(ファン・デル・ファールト、ストロートマン)はセンターバックが前に出て抑える。

 この守備戦術が「それなりに」機能したというのは、オランダの決定機を4回に抑えられたからだが、ミスで先制点を許したのはもったいなかった。ファン・デル・ファールトの見事なパスとロッベンの個人技による2点目は仕方がない。

 ザッケローニ監督がオランダに圧倒された前半を「前半もよかった」と話していたのは、守備戦術にそれなりの手応えがあったからだと思う。吉田が前に出てストロートマンからボールを奪い、そこから大迫のゴールにつながった展開は狙いどおりだった。

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