強豪相手にも示した高い組織力。ベルギー戦で現れた日本代表の序列を覆す新戦力とは?

ザックジャパンがベルギーに快勝した。タレント揃いのチームだったが、日本の守備陣は破綻することなく、組織的に対処していた。そして見えてきた序列を覆しそうな存在。彼らのパフォーマンスから読み解く。

2013年11月20日(Wed)11時48分配信

text by 西部謙司 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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日本のクオリティ、ベルギーの緩さ

強豪相手にも示した高い組織力。ベルギー戦で現れた日本代表の序列を覆す新戦力とは?
ベルギー代表戦の先発メンバー

 中2日で迎えたベルギー戦はコンディションが懸念されたが、フタを開けてみれば走れていたのはむしろ日本のほうだった。ベルギーのコンディションが悪いというより走る意思がない、あるいは守備の意識が希薄だった。

 典型的なのが日本の同点ゴールの場面。右サイドでキープする本田を酒井宏樹が追い越し、そこへパスが出て酒井宏樹のパーフェクトなクロス、柿谷のゴールにつながるのだが、ベルギーは誰も酒井宏樹を追走しなかった。左サイドの選手が守備に入るのが遅れ、通常なら2対2にできるはずが簡単に1対2を作られている。

 ベルギーの守備意識の低さは随所にみられ、日本のサイドバックがオーバーラップすれば簡単に数的優位を作ることができた。逆転の2点目も、裏へ走った遠藤をマークできていない。1トップのルカクとトップ下のアザールもあまり守備に参加せず、長谷部が中央でフリーになる機会が多かった。

 逆に言えば、日程の不利にもかかわらず日本は攻守に手抜きのない動きをみせた。それにベルギーがついていけなかったとも言える。

【次ページ】組織的な破綻はなし

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