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代表 10年前

日本151倍は妥当か? 英ブックメーカーのオッズから、W杯32か国の本当の実力を読み取る。

text by 森昌利 photo by Ryota Harada , Kazhito Yamada / Kaz Photography

上位4ヶ国のオッズが抜きんでている

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W杯優勝オッズ・下位グループ

 ついでに最後までのオッズを見てみよう。

 さて、読者の皆さんはこのオッズを見て、日本の18番人気151倍という評価をどう思っただろうか。

 先ほどもいった通り、現段階のオッズは利益を左右するブックメーカー独自のもので、すなわち彼らの評価がそのまま倍率につながっている。

 そう考えるとこの日本のオッズは上々ではないか。

 オッズから各国をグループ分けすると、今回のW杯は1番人気4.33倍のブラジルから2番人気6倍スペイン、ドイツ、アルゼンチンの4強が抜けている形になっている。

 ブラジルが本命なのは、データ的に優位だからだろう。ホスト国優勝はこれまで19開催で6回。約3回に1回の確率。これまでメキシコ2回、アメリカ1回を含め、アメリカ大陸で7回開催されているが、全て南米国の優勝。その内訳はブラジル3、ウルグアイ2、アルゼンチン2となり、データーはブラジルを強力に後押ししている。

 それに当然、ホスト国だけに、全てがホーム戦、サッカー王国の熱狂的なサポーターが味方につく。ブラジル対アルゼンチンなんて決勝になったらどうなるのだろう? 考えただけで身の毛がよだつ。

 このブラジルに加え、2番人気に並んだスペイン、ドイツ、アルゼンチンの4か国がダントツのベスト4候補。現在のところ、ウイリアム・ヒルズの読みはそうなる。

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