豪州で増す「日本サッカー」の存在感。小野伸二とQLD日本代表の試合を通じて見えたもの

2013年11月26日(Tue)12時04分配信

text by 植松久隆 photo Hisataka Uematsu
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日本人コミュニティの意識向上に寄与

豪州で増す「日本サッカー」の存在感。小野伸二とQLD日本代表の試合を通じて見えたもの
表彰式後に喜びを爆発させるQLD日本代表メンバー【写真:Taka Uematsu】

 この試合のオーガナイザーとして奔走、ピッチ上では値千金の勝ち越しゴールを挙げた三上は、「オーストラリアという国に暮らしながら、自分たちが日本人として、日本コミュニティを代表してプレーして、日の丸を背負い、君が代を歌えて、もうそれは誇りという言葉では言い表せないくらいの名誉」と、このイベントへの熱い思いを語ってくれた。

 さらには、「今回のようなイベントを継続的にやることで、多民族国家であるこの国(豪州)で、日本人のコミュニティ意識が育まれていく力になりたい」と、彼の眼は今回のイベントの成功の先を見据えている。

 この週末、全豪第3の都市であるブリスベンで、小野伸二にはじまりQLDジャパンの完勝と、「日本サッカー」のプレゼンスが大いに発揮された。小野もQLDジャパンの面々も、異国の地でサッカーを通して、地域貢献、そして日本人コミュニティの意識向上までやってのける。

 二つの試合の行われたスタンドで観戦していた日系の少年達の何人が、「大きくなったら、小野選手みたいに」「俺も、大きくなったらQLDジャパンに入る」と思ったことであろう。実数を出しようがないが、かなりの数がそう思ったに違いない。

 まだ、動き出したばかりだが、この国の日本人フットボール・コミュニティの今後の広がりの可能性を感じさせられた意義のある週末の取材となった。

【了】

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