フットボールチャンネル

独紙評価:酒井宏、『キッカー』ベストイレブンに選出

text by

乾とのマッチアップを制す
乾とのマッチアップを制す【写真:goal.com】

1日に行われたブンデスリーガ第14節、ハノーファー対フランクフルトは、ホームのハノーファーが2-0で勝利した。ハノーファーDFは右サイドバックでフル出場。リーグでは2試合ぶりに先発したフランクフルトMF乾貴士は左サイドハーフで64分までプレーしている。

8試合ぶりの勝利を目指すハノーファー。精度の高いセットプレー、空中戦での強さを維持し、24分にはFWマメ・ビラム・ディウフのヘディング弾で先制した。フランクフルトはワントップのFWバーツラフ・カドレツが前線で孤立し、後半にはFWホセルを投入するも、チャンスをつくり出せない展開が続いた。

酒井宏は、守備に専念。ブンデスリーガ公式ウェブサイトによれば、競り合いでは21勝3敗で勝率は87.5%と、勝利に貢献している。チーム平均点が3.08のドイツ『ビルト』は、同選手のプレーに3をつけた。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

『キッカー』(チーム平均点3)でも3となった。同紙は酒井宏を第14節ベストイレブンに選出している。地元『ハノーファーシェ・アルゲマイネ』でも3と及第点。チーム平均点が2.95だった同メディアは以下のような寸評を記している。

「同じ日本人の乾貴士との直接対決ではより良かったのは酒井だった。だが、かなり容赦ない対応をも見せている(55分)。トランクイッロ・バルネッタに対しても後手に回ることはなかった。ピルミン・シュヴェクラーに対するプレーでPKを取られなかったのは運が良かった」

一方の乾だが、チーム平均点4.29の『ビルト』では5、『キッカー』(チーム平均点4.4)では4.5と厳しい採点が並んだ。採点をしない地元メディア『フランクフルター・ルンドシャウ』は次のような辛口コメントを記した。

「立ち上がりの3分で2回も滑っている。そこからプレーが良くなっていない。決定的なアクション、ゴールに向かう姿勢が見られず。まごついて、ユース選手みたいなパフォーマンスだった」

第6節以来の勝利となったハノーファーは9位に浮上。対してフランクフルトはヨーロッパリーグ・グループステージ開幕後、リーグでは白星なしで15位につけている。

Goal.com

KANZENからのお知らせ

scroll top