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ザックジャパンはどう戦うべきか? 元・日本代表コーチがW杯対戦国を徹底分析

text by 編集部

ギリシャは堅守速攻、コロンビアは最後の15分はしびれる

 第2戦はギリシャ代表。

 精神的支柱であるFKの名手・カラグニスを擁する堅い守備に定評のある国だ。

「低く下がって守備のブロックを作っての堅守速攻。ヨーロッパの中ではテクニックに優れているチームではないので、相手にポゼッションされながらも我慢して、セットプレーで勝っていくチーム」と山本昌邦氏。

 試合展開については、「ボールは持てると思います。ただ持たされているのか、しっかり崩せているのか。下手な取られ方をすると、カウンターを受けてしまう。日本らしい速いテンポでボールを動かしていくこと」と予想した。

 そして第3戦目は、シード国のコロンビア代表。

 エースストライカーのファルカオ、攻撃の起点となるのがバルデラマ2世とも言われているロドリゲスがいる。

 山本昌邦氏は「チームとしてのコンセプトがしっかりしている。アルゼンチン人の経験豊富なペケルマン監督を連れてきた。

 久しぶりの出場ですし、4大会分のエネルギーが溜まっている。3戦目でよかったと思います」と3試合目の相手であることを強調。

「この3戦目は270分を背負って戦う。ここでのまとまり、チームの戦い方が統一できているのか。最後の10分で1点が必要なのか、この15分はしびれると思います」と述べた。

 FIFAランキングでは、日本にとってはいずれも格上の相手となる。果たしてどうなるのか。

【了】

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