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【独占インタビュー】大東和美チェアマンが語る、Jリーグが2ステージ制にしなければならない理由

text by 田中滋 photo by Asuka Kudo / FootballChannel

一時は「2ステージ制白紙」の報道もあったが…

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「2014シーズンからテレビ放映が増える可能性もある」【写真:工藤明日香/フットボールチャンネル】

――すると、2015年シーズンのプランが固まるまでのスケジュールは?

「今回の11月の実行委員会を通じて、12月にはなんとか方向性は決めたいと思います。12月で最終的な方向性が決まるかはわかりませんが、予定は定めていきたいと思います。というのは、テレビも15年を睨んだ場合、当然のことながら14年も対象に入って来ます。15年に改革を行うことを決めることで、14年から取り込むようなことも考えています」

――つまり、14年からテレビ放映が増える可能性があるということですか?

「そういうことを含めて増やしていきたいと思っています。地上波での放送をね。15年でこういう改革をやるので、14年からお願いします、ということですね。そこは、いろんな交渉の仕方があると思います」

――ポストシーズン制導入に対するクラブ側の反発はいかがですか?

「細かな部分はこれからですが、ほとんどのクラブが2ステージ制については賛成してもらっていますので、あとは中身の問題。大きな方向性は決まっているので、あとは微調整だと思っています」

――先日、「2ステージ制白紙」という報道もあったと思いますが?

「あれはね、連絡会の中でリーグ戦の中の上位でポストシーズンをやるのはどうなんだ、という話が出たものだから、それを完全に否定するのはどうなのかと思ったので、『ゼロではない』と言ったまでです」

――変革に向けて微調整はあると思いますが、2ステージ制は必ずやっていくということでよろしいでしょうか?

「はい、そうです。何度も言いますけど、やはりグローバルに考える必要がまずあると思うんですね。“Think globally, act locally”ということですね。やっぱり全体を見て考えないといかん、とはいえさっきの櫓の話も含めて個別のところは突き詰めないといかん、と」

――ヨーロッパの放映権料はかなりアジアから流れているようです。

「40%から60%はアジアからのものですからね、それは大きいですよね」

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