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香川真司 10年前

マンU快勝、指揮官は移籍に言及。「FW補強必要ない。ファン・ペルシーらいるし香川もトップ下でプレーできる」

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography , Ryota Harada

「若い部分が少し出たが、ヤヌザイのプレーには満足している」(モイーズ)

 この日は香川とポジション争いをしているFW陣と左サイドの選手がそれぞれに活躍。アストンビラ戦で股関節に軽傷を負っていたルーニーが復帰すると、2アシストで今季通算リーグアシスト記録を8に伸ばし、同ランキングで首位に立った。

 ウェルベックもホームで14か月ぶりとなるゴールを記録し、リーグ2試合で3得点と好調の波に乗っており、3日前のリーグ杯でマンオブザマッチに輝いた途中出場のヤングも公式戦2試合連続ゴールで存在感を示した。

 中でも左MFで先発し、2点目のゴールを鮮やかに決めたヤヌザイへの評価は上昇中だ。モイーズ監督は「ヤヌザイのゴールは素晴らしかった。彼は様々な形でゴールを決めているし、どちらの足でも得点できる。ボックス内(ゴール前)では非常に落ち着いていた。彼は卓越した才能を持っているがまだ18歳であることを忘れてはならない。今日も若い部分が少し出たが、彼のプレーには満足している」と賛辞を送った。

 ユナイテッドはリーグ2試合連続で3得点を決めており、昨季もリーグ戦で多用していた4-4-2のシステムで再び安定したパフォーマンスを築き始めた。

 現在のメンバーも結果と共に自信をつけており、中盤の要であるクレバリーも「楽しい試合だった。最近ホームで見せられなかった好機もたくさん作った。無得点に抑えられなかったのが少し悔しいけど、前向きな結果だ」と話した。

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