連続欠場は体調不良、ノロウィルスか。チームメート、監督に愛されているマンU・香川

2014年01月01日(Wed)9時08分配信

シリーズ:フットボール母国の神髄
text by 森昌利 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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チームメートとの談笑

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存在感を増しているヤヌザイ【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 1月の移籍解禁までに、チームにとって不可欠のピースとならなくてはいけなかった大切な時期、香川はコンディションを崩した。その間、格下の相手が続いたとはいえ、チームは勝ち続けた。

 連勝中、ヤヌザイがその存在感を増していた。もはや無名の新人ではなくなり、相手チームのマークも厳しくなった。しかし18歳のベルギー人は、蹴られまくられ、削られまくられながらも、見せ場を作るようになっていた。

 さらには1年半も不発だったイングランド代表MFアシュレー・ヤングがリーグ杯準々決勝、ウエストハム戦と2試合連続でゴールを決めて復活の狼煙を上げていた。

 だから先発メンバー表に香川の名前を見つけた時には、正直ほっとした。

 21日、26日とリーグ戦が続いて、中1日でのノリッジ戦。試合に出場しなかったとはいえ、3試合連続でベンチには入っていたのだから、体調は戻っているはずだ。もしもこの試合で日本代表MFが外れたら、それは戦力外通知にも等しい。

 しかしそんな思いは杞憂だった。久々の香川の先発だ、僕はいつもより少し早めに記者席へ行った。すると、スタジアム内に僕が足を踏み入れたのとほぼ同時に、マンチェスター・Uの選手達も試合前のウォーミングアップのために、トンネルから姿を現し、ピッチ上に揃い始めていた。

 もちろん香川もいる。表情は非常に柔らかい。ストレッチを含めた軽いジョギングを始める。隣は21歳のザハ。マンチェスター・U加入は2013年1月。香川の数少ない後輩選手だ。そのザハとピッチを横に往復しながら、ずっとにこやかに話し続けている。

 そんな香川の表情に見とれた。

 それは、あくまで良い意味で、出場機会に恵まれず、追いつめられた選手の表情ではなかった。

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