日韓戦の活躍でザックジャパンにすぐ定着した清武弘嗣。“頼れるサブ”から脱却するために必要なこととは?

2014年01月18日(Sat)17時07分配信

text by 元川悦子 photo Kenzaburo Matsuoka , Getty Images
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香川にあって清武にないもの

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香川にあって清武にないものとは【写真:松岡健三郎】

 香川と似たタイプであることをチームメートに理解してもらえたのは大きかった。ザックも「清武なら香川の代役としてもパートナーとしても十分にやっていけるだろう」と手ごたえをつかんだに違いない。この日韓戦での強烈アピールがその後の代表定着につながったと言っていい。

 その後はチームへの高い貢献度でザックジャパンに欠かせない存在となった清武。だが、未だ“頼れるサブ”という位置づけから脱却できたわけではない。その理由は、ゴールという課題を抱えているからだ。

 2012年11月のオマーン戦で代表初ゴールをマークしたが、それ以降は無得点。チャンスは演出しているが、攻撃的な選手として物足りない数字だ。「真司にあってキヨにないのはゴール」とセレッソ大阪の偉大な8番の先輩・森島寛晃(現アンバサダー)も語る。

 香川や本田、岡崎との差はまさにそこにある。一朝一夕に克服できるものではないが、もし清武が今以上の得点力を身につけることができたのなら、ザックジャパンに新たな武器が加わることを意味する。

 清武が殻を破ることをザックも期待している。もちろん、一番それを渇望しているのは清武本人である。

【了】

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