豪州を去る小野伸二、永井龍とミッチ・ニコルズはセレッソへ。日本人選手が残した功績

日本と同様、豪州も移籍シーズンだ。小野伸二の札幌加入が決まり、永井龍もセレッソへ復帰。また現地ではミッチ・ニコルズの移籍も話題を呼んでいる。豪州から去る者たちを追った。

2014年01月24日(Fri)15時20分配信

text by 植松久隆 photo Taka Uematsu
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小野の移籍は、Aリーグにとって大きな損失となるか?

豪州を去る小野伸二、永井龍とミッチ・ニコルズはセレッソへ。日本人選手が残した功績
ファンに愛された小野伸二、惜しまれながらも今季終了後の退団が決まった【写真:Taka Uematsu】

 ここ数日、豪州はシーズン真っただ中というのに、選手の去就を伝えるニュースが後を絶たない。ここ豪州の移籍ウィンドウが、1月14日に空いたことで、様子見だった移籍市場が一気に活性化されたからだ。

 ざっと書き出すだけでも、サッカルーズの有望な若手トム・ロジッチのレンタル移籍先を巡る駆け引き(アーノルド監督の仙台がレンタルで獲得を狙うも破談)、サッカルーズを長年支えたブレット・エマートンの引退、メルボルンVのミッチ・ニコルズのセレッソ大阪への移籍など、立て続けに当地のメディアを賑わせた。以下では、その中で日本に関連のあるケースを個別に取り上げてみたい。

 まずは、色んな意味で一番インパクトがある小野伸二の移籍。1月16日、小野のJ2札幌への移籍が、現所属クラブであるウエスタン・シドニー・ワンダラーズ(WSW)から正式に発表された。

 札幌の野々村社長が、豪州訪問から帰国したタイミングで明かした小野本人との「仮契約」は、WSWが否定したこともあって、こちらではほとんど取り上げられなかった。日本との一週間ほどの“時差”を経て、ようやく16日に発表、17日に小野本人の記者会見が行われ、小野の去就を報じるニュースは、遅ればせながら豪州全土を駆け巡った。

 そんな中で印象的だったのが、17日の夜、Aリーグの中継する有料放送FOXのサッカー中継番組内で行われたアンケート。「小野の移籍は、Aリーグにとって大きな損失となるか?」という問いに対し、結果は意外にも「そうは思わない」が55%と過半数を占めた。そこには、良くも悪くも「去る者は追わず」の豪州のドライなファン気質が見て取れた。

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