W杯前に知っておくべきブラジルフッチボール。ネイマールの才能はいかにして磨かれたのか?(その1)

ブラジルからは優れた選手が山のように出てくる。競技人口も多いが、才能の取りこぼしも少ない。そしてその中からネイマールのような宝石も“発見”される。ブラジルではいかにして才能に磨きをかけるのか? ネイマールの源泉であるサントスを訪ねた。

2014年01月27日(Mon)12時57分配信

シリーズ:W杯前に知っておくべきブラジルフッチボール
text by 田崎健太 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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カズが契約するきっかけになった大会

W杯前に知っておくべきブラジルフッチボール。ネイマールの才能はいかにして磨かれたのか?(その1)
ロビーニョほか次々とブラジルらしい足技が巧みな選手を生み出している【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 ブラジルフッチボールの一年は『コパ・サンパウロ』(タッサ・サンパウロ)から始まる。

 コパ・サンパウロはジュニオール年代の大会だ。この大会は、名前の通り元々はサンパウロ州のクラブだけで開催されていた。次第にブラジル全国のクラブが参加するようになり、今ではユース年代の選手の品評会となった。

 104チームが26のグループリーグに分かれ、それぞれの組の1位と2位の上位6チームが決勝トーナメントに進出する。今年は日本からは柏レイソルのユースが参加した。かつては三浦知良も参加し、サントスFCとプロ契約を結ぶきっかけとなった重要な大会である。

 今年、決勝に進出したのはコリンチャンスとサントスの二つの名門クラブだった。そしてサントスFCが2-1で優勝した。

 またもサントスの育成部門の強さを見せつける形となった。ちなみにグループリーグを2位で通過した柏レイソルは決勝トーナメント1回戦でサントスと対戦、0-4で敗れた。

 今や、サッカー選手はブラジルの主たる輸出品目である。どこのクラブも才能ある原石を血眼になって探し、欧州を始めとした世界に“売れる”選手を作り上げることを目指している。そんな中、サントスの実績は際立っている。

 ロビーニョ(ACミラン)やジエゴ(ヴォルフスブルグ)、ガンソ(サンパウロFC)、そしてネイマール(バルセロナ)――次々とブラジルらしい足技が巧みな選手を生み出している。

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