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ブンデス日本人選手、第19節現地採点を振り返る。清武と細貝はなぜ低評価だったのか?

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第19節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

text by 本田千尋 photo by Ryota Harada

ゲッツェに高評価。ファン・デル・ファールトには最低点

 ブンデスリーガ第19節日本人選手採点

ブンデス日本人選手、第19節現地採点を振り返る。清武と細貝はなぜ低評価だったのか?
ブンデスリーガ第19節日本人選手現地採点。長谷部誠、内田篤人、酒井宏樹、乾貴士については試合出場なし

Kicker誌(2013年2月3日付)
岡崎慎司「3.5」 細貝萌「4」 清武弘嗣「3」 酒井高徳「4」

Bild誌(2013年2月3日付)
岡崎慎司「3」 細貝萌「4」 清武弘嗣「4」 酒井高徳「3」
(長谷部誠、内田篤人、酒井宏樹、乾貴士については試合出場なし)

 周知のとおり、ドイツのメディアではブンデスリーガのゲームで先発出場した選手に対していわゆる「採点」が行われる。基本的に1~6までの6段階評価で、1が最高点、6が最低点となる。数字が低ければ低いほど、評価が高いということになる。

 週末の激闘を終えて、月曜日に発売されるスポーツマガジン「Kicker」、タブロイド紙「Bild」には、各ゲームの布陣と名前の脇に、点数が示される。例を取ってみれば、Gotze(1.5)(Kicker誌)、van der Vaart 「6」(Bild誌)といった具合だ。

 この場合、バイエルンのゲッツェは「1.5点」と高評価であり、HSVのファン・デル・ファールトは「6点」と最低評価、ということになる。

 気をつけたいのは、これはあくまで主観の世界、ということだ。Kickerの人間から観て、ゲッツェは「1.5点」なのである。Bildの人間が観ると、ゲッツェは「1点」になる。そこに多少のズレが生じる。

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