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ブンデス日本人選手、第19節現地採点を振り返る。清武と細貝はなぜ低評価だったのか?

text by 本田千尋 photo by Ryota Harada

評価が割れた清武

ブンデス日本人選手、第19節現地採点を振り返る。清武と細貝はなぜ低評価だったのか?
清武弘嗣【写真:原田亮太】

 試合はヘルタが早くも先制する。4分、ロニーのコーナーから、ラモスがヘッドで突き刺した。そのままヘルタのペースで試合は進んだが、20分、ファンデンベアクがクリアミスをしてしまう。フォイルナーがボールをそのままゴールに叩き込んだ。

 膠着状態が続く中、68分にギンチェクのシュートが左ポストに当たって跳ね返ったところをドリミッチがミドルを放ち、1-2とニュルンベルクがリードを広げる。終了間際にはPKをドリミッチがきっちり決め、1-3のスコアでニュルンベルクが勝利を収めることとなった。

 この試合を終えて、細貝への採点はkicker、Bildともに「4」、清武への採点はkickerが「3」、Bildが「4」であった。細貝については両誌ともにやや低評価、清武についてはkickerがやや高評価、Bildがやや低評価、といったところだろうか。

 今季より戦いの舞台をヘルタ・ベルリンへと移した細貝は、チームにおいてもはや完全に攻守の要として中盤の底でプレーしている。対ニュルンベルク戦でも、センターサークルを中心として縦横無尽に駆け巡った。

 最終ラインと前線との橋渡し役としてチームの戦いに貢献する。攻撃面ではボールキープから、左のシュルツ、右のアラギにパスを供給する。守備面では清武をマンマークで抑え、前半終了間際にはディフェンスラインに入って守備にも貢献した。

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