本田圭佑が子供たちに伝えたいこと(その2)

2012年6月から開校した本田圭佑監修のサッカースクール。現役の代表選手がスクールを開くこと自体異例と言えるが、そこでは一体どういったことが行われているのか。本田のマネージャーであり、スクールの責任者でもある榎森亮太氏に話を聞いた。(取材は2012年8月時のものです)

2014年02月06日(Thu)11時16分配信

text by 森哲也 photo editorial staff
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「プロになって海外に行ったりした時に何の役にも立たない指導はしたくない」

本田圭佑が子供たちに伝えたいこと(その2)
SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOL責任者の榎森亮太【写真:編集部】

――そこで自主性と夢がつながってくるんですね。

「自分で道を切り開いていく、それはある意味本田のメンタリティだったりする。自主性というのは本人が打ち出したコンセプトなので、子供たちによってどんどん変わっていくものだと思います。

 ただ、結果ってものすごく大事ですよね。だから僕が言ったことはかなり綺麗ごとなんです。でも理想って通さないといけないと思うんです。いま勝つために子供たちにやらせる、それって一時的な欲だと思うんです。

 その子供が大人になったり、プロになって海外に行ったりした時に何の役にも立たない指導はしたくないんです」

――本田選手も自主性についてかなり強く言ってるんですか?

「それはものすごいですね。これは、外からは見えづらい部分だと思うのですが、スクールはいわゆる本田の名前貸しじゃないんです。

(海外にいる)本田とはほぼ毎日電話していますけど、8、9割はスクールのことを話しています。本田監修とは謳っているものの、全ての練習メニューのコンセプトやメソッドも本田が現場の責任者と直に連絡をとって議論して決めてるんです」

――そこまで本人がやられているんですか。

「いまユニフォームを制作中なんですけど、デザインから質感までこだわりがすごいんです。それだと子供たちが動きにくいからダメだ、とか」

――人に任せることもできるのに丸投げにしない。

「本田が半年に1回は教えに来てくれることを確約するとか、ビデオレターを1ヵ月に1回くれます、とか。そういうやり方のほうがわかりやすいんですよ」

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