本田圭佑が子供たちに伝えたいこと(その3)

2012年6月から開校した本田圭佑監修のサッカースクール。現役の代表選手がスクールを開くこと自体異例と言えるが、そこでは一体どういったことが行われているのか。本田のマネージャーであり、スクールの責任者でもある榎森亮太氏に話を聞いた。(取材は2012年8月時のものです)

2014年02月07日(Fri)10時58分配信

text by 森哲也 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography , editorial staff
Tags: , ,

【フットボールサミット第8回】掲載 | 【その1】 | 【その2】

「親御さんに明確に説明できないお金はもらうな」

本田圭佑が子供たちに伝えたいこと(その2)
SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOL

――そこまで情熱を注いでいるのはすごいですね。ところが、HPにある料金表を見たら非常にリーズナブルでした。

「実は料金設定では本人とものすごく戦いました。僕は事業責任者なので最低限の収益を上げないと会社が潰れてしまうと考えますよね。だからもっと高く設定したかったんです。入会金、年会費もいただいて、ユニフォームも買ってもらう予定だったんです。

 そうしないとコーチの人件費を賄えない。コーチも誰でもいいってわけじゃない。クオリティを維持するにはそれなりのお金がかかりますよね」

――年会費も入会金も取ってないんですか。スクールでそれは珍しいですよね。

「一切取ってないです。だから圭佑、今は年会費、入会金取るのが普通だよと。そしたら、入会金、年会費取って何に使うんだよ、と言ったんです。

 いやいやいろいろあるでしょ、と。例えば、コーチの給料とかグラウンド代とか、親御さんへの資料の送付とか雑費もいろいろかかるんだよ、と伝えたんです」

――そうしたら?

「(雑費なんて言って)親御さんに明確に説明できないお金はもらうな、と。みんな入会金、年会費って本当に何にかかってるか知らないでしょ、って。

 収益が大事なことは知ってるけど、俺が小さいころは、貧乏とまでは言わないけど、高額なスクールに行きたいとは、気を使って言えなかった。そういった子は一人でも減らしたいと」

――なるほど。

1 2 3 4

新着記事

↑top