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ファルカオを怪我させた“加害者”に抗議が殺到、殺人予告も。現在は24時間体制で警護

text by 小川由紀子 photo by Getty Images

「誓って、わざと怪我をさせようとしたなんてことはありません」

 テレビのサッカー番組上でファルカオに謝罪していた彼の姿も、痛々しかった。

「この組み合わせが決まったときから、ファルカオと対戦できることを、本当に楽しみにしていたんです。それが、まさかこんなことになってしまうなんて……誓って、わざと怪我をさせようとしたなんてことはありません。ただ、一生懸命プレーしただけだったんです。彼のことを思うと、本当に辛い…」

 エルテクの謝罪を耳にしたファルカオは、

「エルテク、メッセージをありがとう! でも、どうか気にしないでくれ。これはフットボールにはよくある出来事なのだから」

 とツィートした。プレー同様、なんとも男前である。

 ちなみに、エルテクが所属する4部リーグのシャスレー(モンドール)は、バルセロナやモナコで活躍したルドビク・ジュリを育てたクラブで、現在37才のジュリは、このクラブでいまだバリバリの現役。キャプテンとしてプレーし、名誉会長にも名を連ねている。

 一方、エースストライカーを失ったモナコは、移籍期限終了ぎりぎりの1月31日に、フルアムからベルバトフをレンタルで獲得している。

【了】

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