川崎フロンターレ、2014補強診断。成熟した風間スタイル、タイトルも狙える陣容に

2014年02月26日(Wed)10時46分配信

text by 編集部 photo Kenzaburo Matsuoka
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チームを安定させたボランチの山本真希

川崎フロンターレ、2014補強診断。成熟した風間スタイル、タイトルも狙える陣容に
風間八宏監督は徹底してショートパスをつなぐポゼッションサッカーを志向【写真:松岡健三郎】

 風間八宏監督は、12年途中に就任すると徹底してショートパスをつなぐポゼッションサッカーを志向。しかし、ボールをしっかり繋ぐスタイルは、確立されるまで時間がかかるもの。2013年の序盤は、明らかに成熟度が足りず苦しい戦いが続いた。開幕6試合を未勝利で終えると、風間監督の解任を求める声も高まっていた。

 それでも、周囲の喧噪をよそにフロントをはじめ、風間監督にも選手にも慌てた様子は無かった。自分たちの実践しているサッカーに疑いが無かったからだ。

 そして、試合を重ねるにつれて、その攻撃力が開花していった。中村憲剛を中心に中央を突破し、レナトと登里享平がコンビネーションで左サイドを崩すと、山本真希のボール奪取からカウンターも繰り出し、大久保の決定力が爆発した。終盤には、浦和レッズの優勝の望みをくじき、最終節では横浜F・マリノスの優勝を阻止する勝利を挙げた。

 4連勝で終えたシーズンオフには、川崎F一筋でリーグ通算390試合に出場し、05年からキャプテンを務めた伊藤宏樹氏が現役を引退。クラブスタッフとして入社し、集客プロモーション部に配属されることが発表された。

 風間宏希、風間宏矢の兄弟や矢島卓郎は、出場機会が少なくクラブを去ったものの、主力に流出は無く継続性は保たれた。

 新戦力には、ボランチのパウリーニョや、センターFWに森島康仁を獲得。4年ぶり4度目となるACLに参戦する今季、その破壊力を更に高める事ができるだろうか。

 昨季、序盤の苦しい状況からチームが安定したのはボランチの山本真希の存在が大きい。

 山本は、昨季コンサドーレ札幌から加入すると、第4節のヴァンフォーレ甲府戦から先発に定着。中盤を縦横無尽に動き回るスタミナと、前線へのパス供給や積極的な攻撃参加で攻守に存在感を発揮した。

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