川崎フロンターレ、2014補強診断。成熟した風間スタイル、タイトルも狙える陣容に

2014年02月26日(Wed)10時46分配信

text by 編集部 photo Kenzaburo Matsuoka
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タイトル奪取にはパウリーニョのフィットが急務

川崎フロンターレ、2014補強診断。成熟した風間スタイル、タイトルも狙える陣容に
田中裕介【写真:松岡健三郎】

 その山本の相棒として、栃木SCからパウリーニョを獲得。パウリーニョは、ボール奪取能力が高く、守備範囲も広い守備的MFだ。

 パウリーニョの加入によって、昨季の課題だった玉際の甘さが改善され、中盤の守備力はアップするだろう。高い位置でボールを奪えれば、昨季以上にカウンターのチャンスも生まれるはず。さらに、山本がより攻撃に比重を置くことができる点もプラスだ。

 ただ、ショートパスで繋ぐスタイルへの適応に苦しんでいる様子。風間監督も多少時間がかかることは想定内だが、一日も早くフィットすることが望まれる。

 さらに、FWに森島康仁を獲得。大分トリニータでプレーした昨季は、チームトップの7得点を挙げるも、スタメンの座は高松大樹に奪われるなど悔しいシーズンとなった。とはいえ、今季もセンターFWには大久保嘉人という絶対的な存在がいるだけに、多くの出場機会は望めない。過密日程の影響で回ってくる出場のチャンスに備えて、しっかりと体調を管理したい。

 そのほか、中盤には武岡優斗と、期限付きで金久保順を獲得した。武岡は、右サイドが主戦場で右サイドバックでもプレー可能。川崎では田中裕介のバックアップとして起用されるだろう。

 金久保は、昨季はJ2のアビスパ福岡でプレー。トップ下やサイドをこなす攻撃的ミッドフィールダーで、ドリブル、パス、セットプレー、キープ力とボールを扱うテクニックに長けているだけに、風間スタイルにフィットするはず。攻撃的ポジションの層は厚いが、ACLと並行する今季は貴重な戦力となりそうだ。

 新卒では、ともに特別指定選手として登録されていた筑波大の谷口彰悟と阪南大の可児壮隆を獲得。2大会連続ユニバーシアード日本代表の谷口は、守備力と展開力を併せ持った大学No.1ボランチで、複数クラブとの争奪戦の末に獲得した即戦力だ。風間監督が筑波大を指揮した1年時~3年時まで指導を受けており、チームへの適応も早いだろう。

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