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香川真司 10年前

香川に現地は高評価。「マンUの攻撃に力与えた」「試合を互角にした。バイエルン守備陣に不安与える」

1日、マンチェスター・ユナイテッド対バイエルン・ミュンヘンの一戦は1-1のドローに終わった。香川真司は後半開始から投入されると先制点のきっかけとなるなどいい動きを見せた。現地も高い評価をしている。

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

先制点を生んだCKを獲得した香川

香川に現地は高評価。「マンUの攻撃に力与えた」「試合を互角にした。バイエルン守備陣に不安与える」
後半開始からギグスと交替して出場した香川真司【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 1日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦で、マンチェスター・ユナイテッドはホームで昨季覇者バイエルンに1-1で引き分けた。後半開始からギグスと交替して出場した香川は公式戦4戦連続の出場となり、4-4-2の左MFでプレーした。

 前半の4-3-3のフォーメーションから4-4-2に切り替えて後半に臨んだマンチェスター・ユナイテッド。0-0で迎えた後半13分、香川が左CK付近でのスローインからウェルベックからパスを受けるとドリブルで縦に切り込んでクロスを上げ、これが相手DFラフィーニャにブロックされてCKを獲得。

 ルーニーが蹴ったCKをペナルティエリア内中央にフリーで飛び込んだヴィディッチが頭でゴール右隅に決め先制点となった。

 しかし後半21分、バイエルンは右サイドでロッベンとラフィーニャが香川とビュットナーとの2対2を制し、ラフィーニャがファーポストにクロスを上げると、マンジュキッチが頭で中央に落とし、そこに走り込んだシュバインシュタイガーがダイレクトでゴール左上隅に決め、同点とした。このゴールの瞬間、香川も両手で頭を抱えた。

香川/マンチェスター・ユナイテッドの現地評は以下の通り――。

スカイスポーツ(テレビ局)=7点(及第点)

チームスタッツ:マンチェスター・ユナイテッド―バイエルン(スカイスポーツ集計)
シュート数:6―16
ボール支配率:26%―74%
パス数:249―767

「モイーズ監督は(股関節を)負傷したギグスに代えて後半から香川を投入し、マンチェスター・ユナイテッドは58分、ルーニーのコーナーからバイエルンのボックス(ペナルティエリア)内でスペースを見つけたヴィディッチが頭で決め、報いを得た」

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