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マンU惨敗、現地の目は既に来季へ。「モイーズは周囲の助言を無視した。次期監督はクラブの歴史と文化を重視すべき」

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「ボールを上手く回していたのはサンダーランドだった」

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サンダーランド グスタボ・ポジェ監督【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

(後任有力候補の)ルイス・ファン・ハールの経歴は素晴らしいが、大きな問題はファン・ハールとギグスの相性が良いかどうかだ。新監督がしなければならないことは、現在チームにいる選手たちを基盤としたチーム作りを始めなければならない。心配なのは上手くいかないかもしれないということだ」

――ダニー・マーフィ解説者(元リバプールMF/イングランド代表)

「ボールを上手く回していたのはサンダーランドだったし、ユナイテッドは素早いプレスを仕掛ける体力や気力が無いようだった。ユナイテッドはサンダーランドに簡単にボールを回されていた。サンダーランドは素晴らしく、ユナイテッドは悪いプレーをした。

 ファン・ハールがルーニーやマタを嫌うのであれば大改革を起こす必要がある」

 一方、スカイスポーツの解説者で元マンチェスター・ユナイテッド1軍コーチのレネ・メウレンステーン氏は後任監督の有力候補に上がっているファン・ハールについて次のように語っている。

「ユナイテッドのようなビッグクラブがルイス・ファン・ハールのような一流監督を探しているのは理解できる。彼は非常に経験豊富な監督であり、強固な哲学と自身のスタイルを持っている。そうしたプレーはアヤックス、バルセロナ、バイエルンで見られた。

 ユナイテッドでも上手くいくと思うが、最も重要なのは監督がクラブの歴史や文化を重んじることだ。さらに、ユナイテッドは次期監督が最高の基盤を作り、ユナイテッドが本来いるべき立ち位置に出来るだけ早く復活させなければならない」

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