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圧倒的有利なマンCと逆転Vには奇跡が必要なリヴァプール。プレミア最終節、ドラマは生まれないのか?

text by 海老沢純一 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

今季ウェストハム戦3戦で全て圧勝。ホームでのリーグ戦4連勝中

 もはやトロフィーに片手をかけていると言っても良いシティは、ホームのエティハド・スタジアムでウェストハムをと対戦する。

 シティとウェストハムは今シーズン、キャピタルワン・カップを含めると既に3度も顔を合わせている。そして、その3度の結果は3-1、6-0、3-0と全てシティの圧勝となっているのだ。

 特に、最終節と同じくホームで行われたキャピタルワン・カップ準決勝1stレグでは、アルバロ・ネグレドのハットトリックもあって6発を決めている。そして、そのまま決勝でサンダーランドを破りタイトルを手にした。

 シーズンを通しても、ここまでホーム18試合で16勝1分け1敗と圧倒的な強さを維持し、61得点13失点とエティハドに乗り込んでくるチームを“血祭り”に挙げている。

 さらに、ウェストハムとの過去の対戦成績を見ると、リーグ戦においてホームでは4連勝中。最後に敗れたのは2002-2003シーズンまで遡る。(6勝1分け)

 私自身「過去の成績など無意味」と書いたが、シティに対するウェストハムという構図では大きな意味を持つだろう。

 この試合のウィリアムヒル社のオッズを見てみると、シティに1.17倍、ドローに8倍、ウェストハムに13倍と圧倒的にシティ有利の配当となっている。

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