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現地識者がマンUの一年を総括。低迷の要因はモイーズ前監督だけでなく“選手の実力不足”と厳しい指摘

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「来季、前半で見せたような試合をすれば、7位よりも悪い順位に落ちる」

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ライアン・ギグス監督【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

「マタのFKは上に外れると思ったから、喜び損ねた。彼は練習でもよくFKを決めているし、ボールを上下にコントロールできる素晴らしい技術を持っている。今日の彼は素晴らしかった。

 4試合は楽しめた。今日の後半はいいプレーを見せられたから楽しめたし、いい形で終えられたのはうれしい。あのまま試合を続けていたら勝っていただろう。選手たちには後半のプレーこそがユナイテッドのプレーだと伝えた。終わりを迎えたくはなかったけど、いい経験になったし、スタッフ、選手たち、ファンが後押ししてくれたから、本当に楽しかった。

 私は来週中に幹部と話し合い、今後についての発表がなされると思う。この先2週間で次にやることを決めようと考えているけど、今は疲れているし、少し休んだ後に考えたい。(新監督に就いては)もうすぐ発表があると思うけど、来週または再来週になるかもしれない」

 一方、スカイスポーツの解説者、ポール・マーソン氏(元アーセナル/イングランド代表MF)は同試合について次のように評した。

「来季、ユナイテッドが今日の前半で見せたような試合をすれば、7位よりも悪い順位に落ちるだろう。前半はサウサンプトンの方がはるかにいいプレーを見せていた。ユナイテッドはシーズン最後の試合で少し気が緩んでいたのかもしれないが、一方のサウサンプトンは開幕戦のようなプレーを見せ、開始から積極的にプレスを仕掛けていた」

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