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【独占インタビュー】スペイン代表監督デル・ボスケの自信「W杯、連覇だけを目指す」

近年、輝かしい成績を残しているスペイン代表。その圧倒的な強さゆえ、狙われる立場として強力な対スペイン網が敷かれつつある。この状況で名将はどのような作戦を練っているのか?『フットボールチャンネル02 スペインは負けない。』(6月4日発売)では本人へのインタビューを行った。(翻訳:江間慎一郎)

text by エンリケ・オルテゴ photo by Getty Images

【フットボールチャンネル02】掲載

ブラジルの長い芝、不利ではないのか?

【独占インタビュー】スペイン代表監督デル・ボスケの自信「W杯、連覇だけを目指す」
ティキ・タカで結果を残してきたスペイン代表が、わざわざ戦法を変えることはないと断言【写真:Getty Images】

――昨年のコンフェデレーションズカップでは、決勝で開催国のブラジルに敗れました。ブラジルの快勝とも形容できる試合内容でしたが、一体何が起こったのでしょうか?

「W杯への準備を始める際に、あの試合をもう一度振り返って、コーチ陣と話し合うことになるだろう。ただコンフェデレーションズカップについて、私たちが決勝で敗れただけと話されるのは不当なことだ。

 スペインはナイジェリア戦やウルグアイ戦で良質なパフォーマンスを見せていたし、準決勝のイタリア戦は記憶に残されるべき試合だった。私が思うに、決勝の舞台に立ったブラジルはメンタル面でスペインを上回っていた。彼らは試合前から、国歌を聞いていたときから、私たちに勝利していたんだ」

――ブラジルの芝はスペインよりも長いと言われますが、“ティキ・タカ(ボールに触れる、ボールをつなぐフットボール)”を実践する上で不利に働くことはないでしょうか?

「いいや。快適にプレーできる状態になると報告を受けている。欧州と同様の形で芝を刈るとね。ブラジルの国内リーグとは、また違うピッチ状態となるようだ」

――しかし“ティキ・タカ”は、ライバルに分析され尽くしたプレースタイルでもあります。

「私たちにプレースタイルを変える考えはない。部分的な改善はもちろん必要だが、ファンが愛し、結果を手にしてきたチームの土台に手をつけることはできない。EURO2008を勝ち取ったルイス・アラゴネスの率いるチームを受け継いだときも何かを変えることはなかった」

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