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【W杯・試合採点】コロンビア対コートジボワール(グループC)

text by 内藤秀明 photo by Getty Images

コロンビア対コートジボワール 寸評

 均衡した展開における、ギリギリの攻防。スピード感溢れるカウンター。圧倒的な個の力。監督の采配の的中。巧み試合の終わらせ方。グループC、コロンビア対コートジボワールの一戦は、サッカー様々な要素がつまった、非常に魅力的な一戦だった。

 前半は、両軍隙を見せず、試合は均衡する。特に、中盤の攻防は激しく、お互い、決定機をほとんど与えないまま、前半は終了する。そして、後半19分に試合は動き始める。

 まず手を打ったのは、コロンビアのペケルマン監督だ。前半から、攻撃の起点になっていたロドリゲスを、トップ下から左サイドハーフに変える。すると、後半そのロドリゲスが左サイドで、起点となりコーナーキックを手にする。そのコーナーキックで、そのロドリゲスがクロスにヘッドで合わせ、コロンビアが先制。名将の采配もあり、ゴールが生まれる。

 追いつきたいコートジボワールだが、コロンビアは立て続けに、追加点を奪う。後半25分、低い位置でボールを持ったセレイから、ロドリゲスがボールを奪取しカウンター。グティエレスを経由し、ボールを受けたクアドラードが落ち着いて沈め、スコアは2点差に開く。

 しかし、コートジボワールは諦めない。直後の28分、ジェルビーニョが、ドリブルで二人抜いて、強引にシュートを放つと、ボールはキーパーの手にあたるが、そのままゴールに吸い込まれた。

 その後、オープンな展開でお互い攻め合うが、コロンビアは見事逃げ切り試合終了。2-1で、コロンビアが勝利、決勝トーナメント進出を決めた。

 (文:内藤秀明)

【了】

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