フットボールチャンネル

【W杯・試合採点】ナイジェリア対ボスニア・ヘルツェゴビナ(グループF)

text by 内藤秀明 photo by Getty Images

ナイジェリア対ボスニア・ヘルツェゴビナ 寸評

 グループF、ナイジェリア対ボスニア・ヘルツェゴビナの一戦は、ボスニアが、サイドバックにウイングの選手を配置する等、攻撃的な選手選考をしたため、試合をほとんど支配する。しかし、ナイジェリアの身体能力を活かしたカウンターも強力で、魅力的な試合になった。

 最初の決定機は、前半21分、ジェコがオンサイドの状態から抜け出し、ネットを揺らすも、オフサイドの判定が下る。ここまで、PKの判断など、微妙なジャッジはあったものの、完全な誤審によってスコアに影響が出るのは今大会初。この件は、今後のテクノロジー導入の是非を決める大きな一件になるかもしれない。

 しかも、ジェコの幻のゴールの直後、またもや審判がスコアに影響を及ぼしてしまう。前半29分、ナイジェリアのエメリケが、手を使って相手を押しのけて突破するが、ノーファール。エメリケのクロスを、オデムウィンギーが決めてナイジェリアが先制する。

 その後、ボスニアは、何度もナイジェリアゴールに迫るが、スコアを動かせず、1-0のまま試合終了。ナイジェリアが勝ち点3を積み上げた。

 審判の件に加え、ナイジェリアの選手が露骨な時間稼ぎをしていたのもあって、少し後味の悪い一戦になってしまった。

(文:内藤秀明)

【了】

関連リンク

Fチャンワールドカップ2014ブラジル大会特設ページ
ナイジェリアが先制点を守り切り、1-0でボスニア・ヘルツェゴビナを下す
遠藤保仁、W杯を語る。日本サッカーが手にした知性
ザ・キングファーザー
サッカー好きほど知らない戦術の常識
世界のサッカー応援スタイル
【DVD】みてわかるブラジル体操
【DVD】ヴァモス!ブラジル体操

1 2 3

KANZENからのお知らせ

scroll top