ロシア、クリミア併合による最悪のケース。プーチンの強硬姿勢続けばW杯開催権返上の可能性も

2014年07月23日(Wed)11時29分配信

text by ブックマン二郎 photo Getty Images
Tags: , , , , , ,

クラブを刷新し、ロシアへ擦り寄ったSCタフリヤ・シンフェロポリ

ロシア、クリミア併合による最悪のケース。プーチンの強硬姿勢続けばW杯開催権返上の可能性も
プーチンもブラジルW杯を観戦していた【写真:Getty Images】

 プーチンは強硬な姿勢を崩すことはしない。そうしたある意味、一貫した態度からアブラモヴィッチをはじめオリガルヒ(ロシアの新財閥)は一定の距離を保っている。チェルシーのオーナーがロンドンで市民権を取得しているのがいい例だ。

 有事のときには逃亡できるよう親プーチン派でも警戒心を緩めることはしない。毒殺された元KGBのアレクサンドル・リトビネンコや死ぬまで逃亡を強いられた実業家ボリス・ベレゾフスキーらの二の舞いにはなりたくないのだ。

 先般起こったマレーシア航空機撃墜事件では、親ロシア派の不可解な行動が国際的にも非難された。ロシア政府の関与も疑われている。

 ロシアをめぐる喧騒は収まりそうもない。サッカーでも刻々と事態は進んでいる。ウクライナ人がオーナーを務めていたSCタフリヤ・シンフェロポリとFCセバストポリはロシア編入へ抵抗すると見られていたが、SCタフリヤ・シンフェロポリはクラブを一新し、ロシアサッカー協会へライセンス申請している。

 ロシアリーグ、およびウクライナリーグが新シーズンを何チームで行うのかは極めて重要な問題だ。

 このような中、FIFAはどのような判断を下すのか。そして制裁が課されたとき、プーチンはどう決断するのか。彼にとってW杯がどのようなプライオリティがあるかで、すべてが決まる。

 果たして、誰にロシアは住みよいか――。

【了】

関連リンク

遠藤保仁、W杯を語る。日本サッカーが手にした知性
あなたの見ている多くの試合に台本が存在する

1 2 3

新着記事

↑top