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岡崎、クラブと同じセンターFWとしての勝負を熱望「やりがいがある」

text by 編集部 photo by Getty Images

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FW岡崎慎司(マインツ)は、大迫勇也(ケルン)に代わって後半開始からセンターFWの位置でプレー【写真:Getty Images】

 日本代表は9日、横浜国際総合競技場でハビエル・アギーレ監督の2戦目となるベネズエラ代表戦に臨み、2-2で引き分けた。

 FW岡崎慎司(マインツ)は、大迫勇也(ケルン)に代わって後半開始からセンターFWの位置でプレー。「意識したのは動き出しを増やすこと。出し手が探しているときに自分が受けられるように」と語った。

 さらに、「相手もしっかりプレスをかけてくるのでなかなかパスを回せないときに積極的にアタックすることでリズムを掴めた。守備も自分が入ることで上手くいったと思う」とし、「クラブでやっている形を出せた」とセンターFWとしてのプレーにも手応えを示した。

 また、「監督もセンターFWとして見てくれているのでやりがいがある」と話したように、岡崎自身はセンターFWとして勝負することを望んでいる。

 そして、アギーレ監督もそれを理解しており「初めてスタートラインに立てたと感じる」と充実した表情を見せながらも「サイドでも出来るので、どのポジションでもチャンスをものに出来るように準備したい」とあくまで監督の要求に応える姿勢を示した。

 この日の2得点はどちらもカウンターからの得点だっただけに「日本に最も足りなかった部分。今までは親善試合でも高い位置をとって来たのでやりようがなかった。勝ちたいときに急にやっても上手く行かないので、そのクオリティを上げるチャンス」とアギーレ監督の求める勝負にこだわる姿勢に共感した。

 アギーレ監督からは「真剣勝負にこだわるし、厳しい目で見てプレッシャーもかけてくれる」と厳しく勝利を追及されており、「点を決める、ミスをしないというのは結果論だけど、その結果論で話をすることも今まで欠けていた要素。これからどれだけ出来るか、チームとしてやっていきたい」と語った。

【了】

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