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U-21日本代表、アジア大会初戦を勝利で飾る

text by 編集部 photo by Getty Images

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この日2得点の鈴木武蔵【写真:Getty Images】

 アジア大会グループリーグ初戦が14日に行われ、リオデジャネイロ五輪を目指すU-21日本代表はクウェートと対戦した。

 植田直通、大島僚太、鈴木武蔵などJ1クラブで主力として戦う選手も揃えた日本。長身のセンターバックを3枚並べ、時には5バック気味になるなど、守備の意識を高く持って試合に入った。

 11分、左サイドを突破した中島翔哉のマイナスの折り返しを野津田岳人が左足で狙うもクロスバーの上を超えた。

 20分にはゴール中央から中島が強烈なミドルシュートを放つ。日本は3トップ左の中島がアクセントとなり、右WBの室屋成も積極的なオーバーラップを見せる。

 流れの中からだけでなくセットプレーからのチャンスも多く得ているが、ニアサイドを狙うもボールが多い。植田、岩波拓也、西野貴治、鈴木など長身の選手もゴール前に入っているだけに、シンプルに高いボールを入れてもチャンスになるはずだ。

 それでも42分、原川力のフィードに走り込んだ大島が絶妙なファーストタッチからゴールに流し込み、キャプテンの得点で日本が先制に成功した。

 前半終了間際にはクウェートにシュートを打たれるも、牲川歩見の好セーブで事なきを得た。

 1点リードで前半を終えた日本は、後半早々に原川が決定機を迎えるも、シュートではなくパスを選択。走り込む味方がおらずボールは流れてしまう。

 しかし後半4分、右CKをファーサイドで植田が頭で折り返し、鈴木が押し込んで2点目を奪った。

 その後、日本は高い位置で奪うなど畳み掛けるが3点目は奪えず。

 16分には中島のドリブルから右の室屋に展開。クロスを野津田が落とし、大島が強烈なミドルシュートを放つ。

 24分、クウェートにCKからフリーでヘディングシュートを浴びるも、山中亮輔がクリア。しかし、直後にクウェートに1点を返される。クロスを牲川がファンブルすると、こぼれ球を拾われて結果的にネットを揺らされた。

 攻めながらダメ押し点が奪えず、1点を返される嫌な流れになってしまう。

 それでも29分、ショートコーナーから原川がグラウンダーのクロスを入れると、ファーサイドで岩波が詰めてクウェートを引き離す3点目を奪った。

 そして38分、右サイドを完璧に崩すと室屋の速いクロスを鈴木が右足で合わせて4点目を挙げた。

 もったいない失点こそあったが、終わってみれば4-1。日本が初戦を白星で飾った。

【了】

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