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中国から得点奪えず。なでしこジャパン、初戦はドロー

text by 編集部

相手の守備を崩せず無得点

 なでしこジャパンは15日、アジア大会グループリーグ初戦で中国と対戦した。

 2010年の前回大会で初優勝。翌年のW杯では世界一に輝き、さらに2012年にはロンドン五輪で銀メダル獲得と目覚しい進歩を遂げてきた。

 2大会連続優勝を目指すなでしこジャパンは、初招集の増矢理花と臼井理恵がスタメン出場を果たす。ダブルボランチの阪口夢穂と宮間あやを起点にパスを繋ぐなでしこジャパンは、両サイドを使ってチャンスを伺うも前線に収まらずフィニッシュに結びつかない。

 20分、阪口のパスを受けた中島依美がミドルを放つもGKのセーブに阻まれる。

 中国はラインを低く設定し、しっかりとブロックを作って対応。なでしこジャパンは攻めあぐね、不用意なパスミスからカウンターを受ける場面も見られた。

 39分にはフィードに抜け出した川澄奈穂美がGKと一対一になるもシュートを打ちきれない。

 選手交代なしで後半に入ったなでしこジャパンだが、前半同様なかなか決定的なチャンスを作れない。

 10分、阪口からのパスを受けた増矢が自ら持ち込み左足でシュートを放つ。

 前線に起点を作れないなでしこジャパン、25分に高瀬愛実に代えて菅澤優衣香、32分には増矢に代えて吉良知夏を投入する。

 33分、阪口がドリブルで持ち込むと一度は相手にストップされるもすぐさまボールを拾って左足でシュート。だがクロスバーに嫌われ得点ならず。

 終盤に中国の猛攻を許し、守備に時間を割いたなでしこジャパン。結局最後まで得点を奪えず試合終了、初戦はスコアレスドローに終わった。

【了】

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