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Jリーグ 10年前

【J3→J2昇格争い】金沢・町田・長野、攻撃のキーマンは?

text by Football LAB photo by Asuka Kudo / Football Channel

得点ランキングトップを走っている鈴木孝司

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各チームの現時点での得点王のデータ

 各チームの現時点での得点王のデータを比較しよう。金沢は昨季から加入し活躍している清原翔平も水永と同じ7ゴールを記録しているが、ここでは水永のデータを掲載させてもらった。水永はシーズン当初は長崎に所属していたが、7月に金沢へ期限付き移籍にて加入。リーグ登録完了後9試合に出場し7ゴールを決め、出場した際のチームの勝敗も7勝1分1敗と、現在の好調を支えている。空中戦の勝率は他の2人を圧倒的に上回る数値を残しており、ターゲットマンとして欠かせない存在だ。

 町田のストライカーはJ3得点ランキングでもトップを走っている鈴木孝司。得点パターンの紹介で町田の攻撃が多彩であることを紹介したが、鈴木孝の得点パターンがまさに町田そのものとなっており、クロス、スルーパス、ドリブルなどあらゆるプレーからゴールを奪ってきた。周りを生かすプレーにも長けており、4アシストを記録している。

 長野のチーム内得点王はかつて柏や福岡でもプレーした宇野沢祐次。長野でのプレーも5年目に入り、昨季のJFLではMVPと得点王を獲得した。今季は現時点で12点を決め、J3得点ランキングの2位となっている。宇野沢の強みはキープ力。敵陣でのキープ成功率を見ると、他の2人が70%台なのに対して唯一80%台となった。

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