「まるで20年も経験を積んだかのよう」。アギーレも称える柴崎の戦術眼。香川不在のブラジル戦は将来への試金石に

2014年10月11日(Sat)11時51分配信

text by 元川悦子 photo Getty Images
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オウンゴールを誘発したゴール前への飛び出し

 香川真司(ドルトムント)との左右インサイドハーフの競演も重要ポイントと見られていた。

 本人は「ポジション的には真司さんは左の方がやりやすいのかなというイメージがあります。長友(佑都)選手とも前からやっている分、連携のやりやすさはあるでしょうし。

 ただ、僕は左右どっちになっても連携を高めていきたいです。試合の中でポジションが変わることはよくあることなので、流動的に動きながら周りとのコンビネーションを生み出したいと思います」とお互いにとってやりやすい形を貪欲に模索していく意向を示していた。

 迎えた10日のジャマイカ戦(新潟)。予想通り、香川と並んで右インサイドハーフに入った柴崎は、立ち上がりから積極的に仕掛けていった。

 鹿島アントラーズでボランチを務めていることもあり、柴崎がやや下がり目で細貝萌(ヘルタ・ベルリン)と守備に重きを置き、香川を前に出すようなバランスになると思われたが、実際には香川を上回るくらい貪欲に前へ出て行った。

 前半16分の先制点の場面も柴崎が本田を追い越してゴール前へ飛び出し、強烈シュートを放ったのが呼び水となった。

「ジャマイカの集中力が散漫だったので、ショートカウンターからは何度もチャンスは作れていましたし、得点のシーンなんかはまさにそういった形だったかなと。非常に効果的な攻撃ができたんじゃないかと思います。

 中盤のバランスも萌さんがアンカーにいるので、僕自身は前に重心を置いて守備ができた部分もあります。攻撃する時に後ろに1枚必ずいるという状況がつねにあるので、追い越す動きもできれば、ゲームメークに徹する部分もありますし、真司さんとバランスを見ながらいいバランスでできたんじゃないかと思います」と柴崎は自信をのぞかせた。

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