「むっちゃ楽しかったですね」。Jでしのぎを削る92年組。宇佐美、柴崎、武藤…期待され続けたプラチナ世代がついに本領発揮

ある世代に優秀な選手が集まることがある。小野伸二を筆頭とした黄金世代は、日本サッカー界が世界と伍して戦う上で重要な役割を担った。そして、彼ら以上の才能が集まったといわれるプラチナ世代も、ようやく期待に応えるパフォーマンスを見せ始めた。

2014年11月02日(Sun)10時00分配信

text by 青木務 photo Getty Images
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世界の同世代の成長は日本より速い

 宇佐美貴史、柴崎岳、宮市亮など、1992年生まれた選手たちは大きな期待を集めた。黄金世代を超えるといわれた彼らは、プラチナ世代と呼ばれた。

 多くの選手が10代から注目され、2009年のU-17W杯では3連敗で大会を去ったものの、強国にも劣らない質の高いプレーを見せていた。特にブラジル戦では2度のビハインドを追いつくなど接戦を演じ、2-3で敗れたが主導権を握る時間もあった。

 高校卒業と同時にアーセナルへ渡った宮市がローン先のフェイエノールトで活躍し、宇佐美も19歳でバイエルン・ミュンヘンに加入した。海外挑戦の早さは小野伸二、稲本潤一らを凌駕するものだったが、日本代表とはあまり縁がなかった。

 一方の黄金世代はシドニー五輪で中核を担い、2002年の日韓W杯でも主力を張るなど期待に違わぬ実力を示し続けた。

 世界に目を向けても、同年代の活躍は目を見張る。10月のブラジル戦、日本は0-4と惨敗を喫した。後半早々に日本が喫した2失点目は、柴崎岳のパスをカットされたところからショートカウンターを受けたものだ。

 コウチーニョのスルーパスからネイマールがネットを揺らしたが、この2人は先述のU-17W杯の日本戦に出場している。単純にこの2試合を比べることはできないが、世界で活躍する同年代の成長スピードは日本のそれよりも遥かに速い。

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