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来季の天皇杯決勝は元日味スタ。今後関西で決勝の可能性も

text by 編集部 photo by Asuka Kudo / Football Channel

味の素スタジアム
来季の天皇杯決勝は元日に味の素スタジアムで【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 2014年度第11回のJFA理事会が13日に行われ、理事会後の記者会見で原博実専務理事から天皇杯の大会形式変更について発表があった。

 今季は12月13日に日産スタジアムで決勝が行われる天皇杯だが、来季は以前までの元日決勝に戻り、味の素スタジアムで開催されることとなった。

 2年後の第96回大会までは元日決勝になる見込みで、その後はインターナショナルマッチデーの日程次第で変更の可能性もある。

 さらに大きな変更点は、来季より2種のチームが参加不可になるということだ。これによりこれまで参加することができていた高校生のチームが参加できなくなる。

 今季はモンテディア山形ユース、山梨学院大学附属高校、徳島市立高校の3チームが参加していたが、来季以降は出場できなくなってしまう。

 これはただでさえ日程が過密な高校生年代の公式戦試合数を減らすためとのことだ。

 また、決勝の開催地に関して、関西方面のスタジアムからも開催の打診があり、今後関西で決勝を戦う可能性もあるという。

 ACLに出場するチームに与えるシード権に関しても細かな変更を加える予定だが、大会の形式が大きく変わるのは2017年からになるとのこと。

 原専務理事も「今後どういう形が日本にサッカーにベストか考えていきたい」と話したが、来季以降のACLの出場枠数も未定のため決められない部分が多い。

 国立競技場が使えなくなり、大会自体に大きな変化が求められる天皇杯。JFAは今後どのような判断を下し、どのような大会になっていくのだろうか。大きな注目を集めそうだ。

【了】

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