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なでしこリーグの年間表彰者が発表。浦和Lのキャプテン後藤三知がMVPに

text by 編集部 photo by Getty Images

なでしこリーグの年間表彰者が発表。浦和Lのキャプテン後藤三知がMVPに
初のMVP受賞となった後藤三知【写真:Getty Images】

 なでしこリーグは25日、都内で2014年シーズンの表彰式を行い、年間MVPやベストイレブンなどを発表した。

 今季のMVPは昨日5年ぶりのリーグ優勝を果たした浦和レッズレディースのキャプテンを務める後藤三知が受賞。多くのベテランや中堅がチームを去る中でリーダーシップを発揮し、若いチームを優勝に導いた。

 得点女王はなでしこジャパンでも頭角を現しつつあるジェフユナイテッド市原・千葉レディースの菅澤優衣香が手にした。

 菅澤はレギュラーシリーズで18試合12得点と、INAC神戸の高瀬愛実に次ぐ2位だったが、エキサイティングシリーズで爆発。10試合で8得点を叩き込み、見事初の得点女王に輝いた。

 エキサイティングシリーズではシュート27本で8得点し、シュート決定率は29.6%。こちらもランキング対象選手(「所属チームが行った試合数×1本」以上のシュートを放った選手)の中ではトップの数字だ。

 新人王は優勝した浦和LのDF乗松瑠華が獲得。乗松はルーキーながら開幕からレギュラーに定着し、全28試合中26試合に出場した。

 同じく2年前に新人賞を獲得し、出場した全ての試合でコンビを組んだ高畑志帆とともになでしこジャパンにも初めて選出され、5月8日のニュージーランド女子代表戦で代表デビュー。アジアカップ優勝も経験した。

他にリーグ戦300試合出場の偉業を達成した澤穂希が特別賞を、敢闘賞には阪口夢穂が選出され、優勝監督賞を浦和Lの吉田靖監督が受賞している。

 なお、個人賞を受賞した選手のうち菅澤と乗松、阪口はベストイレブンにも選出されているが、MVPに輝いた後藤はベストイレブンから漏れた。浦和Lと日テレ・ベレーザからは最多の3人ずつが選出されている。

 ベストイレブンは以下の通り ※カッコ内は(所属クラブ/選出回数)

【GK】
福元美穂(岡山湯郷Belle/2年ぶり3回目)

【DF】
乗松瑠華(浦和レッズレディース/初)
高畑志帆(浦和レッズレディース/初)
岩清水梓(日テレ・ベレーザ/9年連続9回目)

【MF】
有吉佐織(日テレ・ベレーザ/2年連続2回目)
阪口夢穂(日テレ・ベレーザ/2年連続4回目)
宮間あや(岡山湯郷Belle/4年連続6回目)
猶本光(浦和レッズレディース/初)
上尾野辺めぐみ(アルビレックス新潟レディース/初)

【FW】
菅澤優衣香(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース/初)
高瀬愛実(INAC神戸レオネッサ/2年ぶり2回目)

【了】

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