フットボールチャンネル

「ドルトムントに赤信号」。無得点ドローで最下位転落。それでもクロップは「良い初めの一歩」

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「正しい方向へと向かう第一歩だ」

 ビルト日曜版によるレバークーゼン戦のドルトムントの先発メンバーの採点は次のとおり。

【GK】バイデンフェラー「3」、【DF】ピシュチェク「4」、ソクラティス「2」、フンメルス「2」、シュメルツァー「4」【MF】ギンター「2」、サヒン「3」、グロスクロイツ「5」、カンプル「3」、ロイス「4」【FW】インモービレ「4」。

 対レバークーゼン戦で出場のなかった香川真司に、採点は付与されていない。

 1日付のルール地方の地元紙デュッセルドルフ・エクスプレスは「無得点試合はBVBに赤信号を贈る」という見出しでレバークーゼンとドルトムントの一戦を報じた。同紙はスコアレスドローに終わった試合に対しては「本当にフットボールの美食ではなかった!」とする。

 ドルトムントについては「依然として非現実的なようである―今やその上リーガの最後尾である。最下位だ!」とした上で、ビルト日曜版と同様に「それにもかかわらずBVBの指揮官ユルゲン・クロップは満足していた」とした。

 デュッセルドルフ・エクスプレス紙によるレバークーゼン戦のドルトムントの先発メンバーの採点は次のとおり。

【GK】バイデンフェラー「3」、【DF】ピシュチェク「4」、ソクラティス「3」、フンメルス「2」、シュメルツァー「4」【MF】ギンター「5」、サヒン「4」、グロスクロイツ「5」、カンプル「3」、ロイス「3」【FW】インモービレ「3」。こちらも出場のなかった香川真司に、採点は付与されていない。

 デュッセルドルフ・エクスプレス紙に対してクロップは「我々は残留争いの中にいて、誰もがそのことを知っている。これは正しい方向へと向かう第一歩だ」ともコメントを残している。

 ドルトムントに「赤信号」が灯っていることは、指揮官も承知の上なのである。

【了】

フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→

関連リンク

サッカー監督の生きる道
ドイツが独自に試みる「個」へのアプローチ「ライフキネティック」理論とは何か?

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top