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CLベスト16、1stレグ。“がっぷり四つ”のレバークーゼン対アトレティコ。サッカーファン垂涎の一戦

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

コケが負傷も、攻撃陣が好調のアトレティコ

 対するアトレティコは出場停止の選手こそいないものの、コケが負傷によって欠場濃厚。毎シーズン2ケタ得点を決めるような選手ではないが、多くのアシストを決めるなど高い創造性でチームのクオリティを支えている“影の大黒柱”ともいえる存在だけに、彼の欠場は確実な戦力ダウンとなる。

 一方で、昨シーズンのレアル・マドリーに延長戦の末敗れた決勝では負傷欠場だったアルダ・トゥランは健在。彼もまた“爆発的な得点力”を見せるタイプではないが、アトレティコの中盤に欠かせない存在。豊富な運動量と高い技術は、まさにアトレティコのスタイルを体現している選手といえる。

 さらに年明け以降、グリーズマンは8試合8得点、マンジュキッチは同6得点と“爆発的な得点力”を発揮。2月7日に行われたホームでのマドリー・ダービーではともに得点を決めるなど4-0と快勝。

 続くアウェイでのセルタ戦では0-2と敗れたが、直近のアルメリア戦でグリーズマンが2得点、マンジュキッチが1得点を挙げて3-0と勝利。このレバークーゼン戦へ弾みをつけた。

 ともに“オールコートプレス”ともいえる激しいプレースタイルでショートカウンターを基本とするチームだけに、がっぷり四つの好試合となることは間違いない。

 それだけに、互いに100%ベストなメンバーで戦えないのは残念だが、サッカーを愛する者にとっては見逃せない一戦となるだろう。

【了】

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