過酷な日程で負傷者続出の可能性も
通常、ワールドカップが終わった後は夏休みに入り、1年間のシーズンを通して積もった疲れとワールドカップでの疲労を一ヶ月かけてとり、新たなシーズンに臨むことになるが、この日程ではその時間がとれない。
ただでさえ、ワールドカップ前年は参加をかけての代表戦が増え、遠征も多く、通常よりも年間試合数が増すというのに、その疲れを引きずりながらリーグ戦を戦い、その流れで一ヶ月間緊張を強いられるワールドカップを戦い、戻ってくると、今度はリーグ戦、チャンピオンズリーグ、国王杯などが目白押しになっており、体を休める暇は殆どないという強行スケジュール。
ワールドカップ開催前後、翌シーズンにも引きずるような負傷者が続出するのではないかと今から心配だ。
7年の準備期間があれば、選手補強などの準備はできるかもしれないが、7年後に2年間戦い続けることのできる体作りなど、天の力を借りてもできるものではない。
選手はゴールとお金を生み出す機械ではなく人間なのに、そこはひとまず置いといての言い分ばかりが議論されているように感じられてならない。FIFAのコミッティーにより、カタールワールドカップの最終決議が下されるのは、今月の3月18-19日だ。
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