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鹿島が終了間際に逆転!金崎の決勝弾でGL突破に一歩近づく

text by 編集部 photo by Getty Images

鹿島が終了間際に逆転!金崎の決勝弾でGL突破に一歩近づく
鹿島のFW金崎(左)【写真:Getty Images】

【ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ 1-2 鹿島アントラーズ ACLグループH第5節】

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第5節が21日に行われ、鹿島アントラーズはアウェイで前回王者ウェスタン・シドニー・ワンダラーズと対戦した。

 鹿島は前節、ホームで広州恒大を2-1で破り、予選リーグ4戦目にして初白星を挙げた。現在は勝ち点3の最下位に沈んでいるが、同5のWシドニーに勝利すればグループ突破の可能性も見えてくるだけに、3ポイントが絶対に欲しい。

 試合が始まると、鹿島に最初のチャンスが訪れる。6分、MF土居がエリア手前からミドルシュートを放つもポスト右へ外す。

 ゲームが進むと、Wシドニーが徐々にボールを支配していき、24分に先制ゴールが生まれる。MF高萩のスルーパスがDF植田の足元を通り抜けると、FWルカビツヤがエリア内から落ち着いてゴール右隅に決め、幸先の良いスタートを切る。

 鹿島も負けじと決定機を作る。27分、逆サイドからのロングボールにエリア内へ走り込んだDF山本が頭で合わせるもGKに阻まれてしまう。

 Wシドニーは32分、鹿島が人数をかけて攻めるなか、クリアボールが前線の残っていたFWブルットに渡り、遠目の位置から右足を振り抜く。強烈なシュートは枠は捉えるも、GK曽ヶ端が弾いて得点ならず。

 鹿島は37分、エリア手前右からMF遠藤が左足でシュート。GKが弾いたところにMF柴崎が詰めるも先に触られてしまう。

 Wシドニーは44分、MFラロッカの浮き球パスを受けたFWカステレンがエリア内でフリーに。しかし、シュートは大きく枠を外してしまいゴールならず。

 前半はWシドニーが1-0で折り返す。

 後半が始まると、鹿島に得点機。49分、DF西が右サイドからグラウンダーのクロスを入れ、FW金崎が飛び込むも完全にヒットせずGKに抑えられる。51分にも西の絶妙なクロスにカイオが合わせるも枠を外す。

 鹿島は試合の3分2を過ぎると、遠藤に代えてFW高崎を、植田に代えてMF小笠原を投入し、攻撃的な選手の人数を増やす。一方、WシドニーはFWユリッチを使い、追加点を狙いに行く。

 すると鹿島が試合を振り出しに戻す。66分、後方からのパスにフリーで抜け出した土居が、エリア内で左足を振り抜き、ゴールへ流し込んだ。

 攻勢をかける鹿島は72分、カイオを下げてMF本山をピッチに送り出す。

 鹿島は80分、柴崎がエリア手前右から直接FKを狙うが惜しくも右上に外す。

 すると鹿島が勝ち越しに成功する、後半アディショナルタイム、左サイドからのグラウンダーのクロスに金崎が合わせ、値千金の逆転ゴールを決めた。

 試合は鹿島がこのまま逃げ切り、グループリーグ突破につなげる貴重な3ポイントを獲得。勝ち点6となった鹿島はWシドニーを抜き、暫定でグループ2位に浮上した。

 鹿島は最終節、ホームでFCソウルと対戦。Wシドニーはアウェイで広州恒大と戦う。

【得点者】
24分 1-0 ルカビツヤ(Wシドニー)
66分 1-1 土居(鹿島)
91分 2-1 金崎(鹿島)

【了】

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