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日本人がカンボジア代表監督就任へ。9月の露W杯2次予選で来日の可能性も

text by 編集部 photo by Getty Images

日本人がカンボジア代表監督就任へ。9月の露W杯2次予選で来日の可能性も
カンボジア代表と9月に対戦する日本代表イレブン【写真:Getty Images】

 サッカー日本代表がワールドカップ・ロシア大会の2次予選で対戦するカンボジア代表の監督に日本人が就任することが濃厚のようだ。

 カンボジアの現地メディア『クメール・タイムス』は、カンボジアのA代表とU-22代表の監督を兼務する韓国人のイ・テフン氏が、6月のW杯予選と同時期に開催されるシーゲーム(東南アジア競技大会)へ出場するU-22チームの活動に専念するため、カンボジアサッカー連盟(FFC)は同連盟のテクニカルディレクターを務める小原一典氏をA代表の指揮官に指名したと報じている。

 FFCのメイ・トラ氏は、カンボジア代表の監督人事について「我々は2つのチームを再整備することを決定した。その結果、小原氏をW杯予選を戦うA代表の準備に専念させることにした。

 イ監督はシーゲームを戦うU-22代表のトレーニングに集中する。彼との契約は2年間で、7月にはそれが切れる。現段階では契約を更新するかどうかは決まっていない。シーゲームの成績を基に総会で判断されるだろう」とコメント。

 また、W杯予選よりもタイトル獲得の可能性が望めるシーゲームを優先する考えについては「我々はどちらの大会にも重きを置いている。参加する以上は良い成績を収めたいからね。シーゲームは優勝までは想像していないが、準決勝に進むことは期待している」と話した。

 42歳の小原氏は、日本サッカー協会のアジア貢献事業の一環として2012年から2年間ブータン代表監督を務めた経験がある。6月に行われるシーゲームの結果次第では、同氏が引き続きA代表の監督を務める可能性もあるため、9月3日に埼玉スタジアムで予定されている日本代表対カンボジア代表の試合ではアウェイチームの指揮官として来日するかもしれない。

【了】

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