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アンチェロッティ監督、ユーベをリスペクト「紛れもない優勝候補」

text by 編集部 photo by Getty Images

アンチェロッティ監督、ユーベをリスペクト「紛れもない優勝候補」

相手をリスペクトし警戒するカルロ・アンチェロッティ監督【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は4日、ユベントスと対戦するチャンピオンズリーグ(CL)準決勝・1stレグの前日記者会見に出席した。

 アトレティコ・マドリー戦の様な試合を予想しているかと問われたアンチェロッティ監督は「拮抗した試合になることは確かだけど、ユーベはアトレティコとは違う。彼等はポゼッションを好むからね」と、マドリーだけが攻めていた試合にはならないと言う見解を示した。

 試合のカギについては「攻撃的なフットボールをプレーする為に準備するけど、ここ最近の試合より、もっと良い守り方もせねばならない」と、ユーベの得点力に敬意を払いながらセビージャ戦で2失点許した自身のディフェンスを心配する姿勢を示した。

 チームの調子に関しては「フィジカル的にもメンタル的にも良い感じだ。負傷者が何人かいるけど頼れる控えもいる」と、チームへの信頼を強調した。

 負傷者と言えば、チームのレギュラーFWカリム・ベンゼマ抜きで臨むが「問題はボールを支配していない時に動きが皆無で、支配している時に素早いボール回しができない時だ」と、個人能力よりチーム全体のパフォーマンスを重視した。

 マドリーは、ユベントスのホームでは半世紀以上勝利を収めていないが(最後に制したのは1962年2月14日)「ユーベは昔から協力なチームである。トリノで勝つことはそんなに簡単じゃない」と、ユーベ本拠地の難易度を語った。

 12年ぶりに準決勝に進出したユベントスだが「準決勝に辿り着いたのならそれに値したからだ。ここでは一方が相手より勝者候補と言うことは無い。今季の準決勝ではユーベがサプライズかもしれないが、紛れもない優勝候補だ」と、同チームをリスペクトした。

 なおユーベのキーマンについてはFWアルバロ・モラタやMFアルトゥロ・ビダルを称えるも「ユーベは強くてコンパクトなチームだから一人だけにじゃなくチーム全体に目を配らねばならない」と、気を引き締めた。

【了】

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